こんにちは。副ラン管理人です。
今回はユークス(4334)の材料をまとめてみました。
主力は長年WWEのプロレスゲームの受託開発でした。
しかし、新事業としてARライブなどの最新技術サービスにも注力しています。
情報は2018/10現在のものになります。
目次
ユークスの株価や時価総額
2018年の今年は500~900と幅の広い動きとなったユークス。
エイベックスとの共同プロジェクト材料で動意づいた8月の高値以降は下落チャート気味で低迷しています。
現在の株価は600付近で、小規模な動きとなっています。
引用元)Yahoo!ファイナンス
時価総額は6,280百万円ほど。(10/19現在)
ゲーム株では小型な部類に入ります。
ユークスの事業
ユークスの事業はデジタルコンテンツ事業の単一セグメントです。
ですが、細かな分野としては大きく3つに分類されます。
- 受託ゲーム分野
- ARP分野
- パチンコ・パチスロ分野
受託ゲーム分野
WWEシリーズの受託開発を行っており、ユークスが長年利益を上げてきた柱の事業です。
最近では「WWE2K19」が発売されましたが、あまりにもこのゲーム売り上げに依存しています。
去年売り上げの6割超がWWEゲームシリーズの売り上げでした。
同社への売上高が全売上高に占める割合は、前連結会計年度におきましては 62.4%となっております。
ただし来年度からは契約内容が変更になりました。
WWEのパブリッシャー2K Sports からの受託金額が減少するとのこと。
大きな転機を迎えそうです。
今回の契約の変更により、開発作業量の大幅な減少に伴い、2K Sports からの受託金額は減少する見込みであります。
引用元)ユークス公式ページ
他には来年に発売される「EARTH DEFENSE FORCE IRON RAIN」の受託開発も。
WWEと共に、このゲームの売り上げで来年の業績は左右されそうです。
(収益が計上される年度は不明です)
ARP分野
こちらは新規事業。
ラブプラスプロデューサーだった内田明理が総合プロデューサーとなっています。
AR
この分野でエイベックスとの共同プロジェクトも発表されており、事業拡大や収益も期待されます。
パチンコ・パチスロ分野
最後はパチンコ・パチスロ分野を手掛ける事業。
機器の方ではなく、演出で用いられる画像や映像の開発を行っています。
比較的こちらの事業は安定事業だと思われます。
しかし、分野ごとの売り上げは公表されていないので不透明です。
引用元)ユークス公式ページ
ユークスに関係するアプリのセールスランキング
一応、子会社のファインという会社がスマホアプリの受託開発などを行っています。
しかし、継続してセルランに出るようなものはありません。
ただ、ARライブなどの際に使用されるアプリ『ふれフレ』~AR performers ライブアプリ ~も開発されています。
こちらはライブ時期にたまーに浮上したりします。
(2018/8/19など)
ユークスの近場の材料・乱高下
エイベックス・エンタテインメント株式会社との共同プロジェクト開始に関するお知らせ
エイベックス・エンタテインメント株式会社との共同プロジェクト開始に関するお知らせというIRが2108/08/22に発表される
(その前から何かの記事?で取り上げられていたため若干時間差は早めに動きました)と、500⇒800まで株価も急騰。
一時上昇相場を気づきましたが、その後は失速。
株価も500-600付近まで落ちていきました。
ユークスの今後の材料
ARライブ事業
内田総合プロデューサーの元、ARPを積極的に育成中です。
こちらは利益が出てくるタイミングは分かりません。
しかし、ARライブ市場が成長していけばおのずと利益もついてくるでしょう。
またエイベックスとの共同プロジェクトはエイベックスのIP力次第に思えます。
有名キャラクターやIP等を使用したARライブを行うことができれば、
知名度や収益面で大きな飛躍が望めるのではないでしょうか?
2K Sports重要な契約内容の変更
こちらは良くはない材料でしょうか?
前述の事業紹介部分でも取り上げましたが、来年度からは契約内容が変更するとのことでWWEのパブリッシャー2K Sports からの受託金額が減少するとのことです。
今回の契約の変更により、開発作業量の大幅な減少に伴い、2K Sports からの受託金額は減少する見込みであります。
正直主力を張ってきた部分の契約変更です。
ですので、ユークスの収益の根幹は揺らぎそうな気はします。
ただ開発などは継続して行うような印象を受けるIRです。
決算や決算予想などを見なくては収益がどう変化するかは分からない部分だと思います。
まずは今期の決算の数値と来季の決算予想が出揃ってから、投資判断を行うのが賢明でしょう。