こんにちは。副ラン管理人です。
今回はエヌジェイホールディングス(9421)の材料をまとめてみました。
「スターオーシャン:アナムネシス」や「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」を開発した会社のグループ企業です。
2018年10月現在の状況になります。
目次
エヌジェイホールディングスの株価や時価総額
2018年の今年は1,200~2,300と幅の広い動きとなったエヌジェイ。
5月の高値以降は約1/2になるまで低迷しています。
現在は1,200付近で、年最安値付近となっています。
引用元)Yahoo!ファイナンス
時価総額は6,790百万円ほど。(10/07現在)
ゲーム株では小型な部類に入ります。
エヌジェイホールディングスの事業
エヌジェイホールディングス(9421)の事業は大きく3つに分類されます。
- ゲーム事業
- ⼈材ソリューション事業
- モバイル事業
ゲーム事業
ゲーム事業は、ゲーム受託開発や 運営を行っており、それらが収益となっています。
また、レベニュー案件などはロイヤリティが収益として積み重なっていきます。
以下の子会社などが主にこの事業を担っています。
2017年は非常に好調で、この事業がエヌジェイホールディングスに多くの収益と利益をもたらしました。
- 株式会社ゲームスタジオ
- 株式会社トライエース
- 株式会社ブーム
- 株式会社エヌジェイワン
- 株式会社ウィットワン
ゲームスタジオは『刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火』や『星のドラゴンクエスト』などを開発に携わりました。
トライエースは『スターオーシャン:アナムネシス』など開発を行いました。
どのゲーム作品がレベニュー契約なのかは公表できないようです。
しかし、決算の数値などの推移を見るに個人的には『スターオーシャン:アナムネシス』はレベニュー契約だったように思えます。
⼈材ソリューション事業
⼈材ソリューション事業。こちらは機電系、化学、情報系⼈材、携帯ショップ⼈材の派遣・紹介を行う事業です。
子会社の株式会社トーテックで行っています。
売り上げも四半期ごとに3億前後で推移しており、赤字黒字もトントンくらいになっています。
モバイル事業
「モバイル事業」は、auショップ運営・販売店ピポパーク運営をしています。
子会社の株式会社ネプロクリエイトが行っています。
格安スマホの取り扱い等を強化した影響もあり、年期黒字定着化しつつあります。
エヌジェイホールディングスに関係するアプリのセールスランキング
STAR OCEAN -anamnesis-
あくまでも個人的見解ですが、レベニューでのロイヤリティとして収益に貢献しているのは「スターオーシャン:アナムネシス」くらいでしょうか。
まずはGooglePlayの推移。
続いて、App Storeの推移。
GooglePlayは意外と安定している印象(年のセルラン最高位が8月に来ているのも好印象)。
iOSは下限に突き抜ける割合が高くなっているゲームアプリ宿命の右肩下がり気味。
とは言え、4-6月と7月-9月はトントンといった印象ですので、対Q比で見れば悪くはなさそう。
エヌジェイホールディングスの近場の材料・乱高下
社外取締役候補者及び社外監査役候補者の選任に関するお知らせ
こちらは2018/04/20の「当社は、ゲーム事業の更なる強化のため、波多野信治氏を顧問として迎え入れることとなりました」にてリリースされたものになります。
当社は、平成 30 年 4 月 20 日付にて、波多野信治氏がゲーム事業の顧問に就任したことを、下記のとおり、お知らせいたします。
任天堂株式会社代表取締役専務営業本部長などの要職を務める波多野氏がゲーム事業の顧問を務めるということで、任天堂ゲーム思惑が生まれました。
結果、1,819(2018/4/19終値)→2,377(2018/4/25高値)と株価が上昇しました。
しかし、勢いや過熱感は落ち着いていき、その後業績不安などもあり下げチャートで株価は低迷していきました。
エヌジェイホールディングスの今後の材料
決算資料やIR資料から読み取れる材料集をまとめます。
ヴァンガードZERO開発(ゲームスタジオ)
引用元)ヴァンガードZERO公式
2018/04/05のニュースで「『ヴァンガードZERO』(ブシロード)が事前登録を開始いたしました。(ゲームスタジオ)」が発表されました。
ヴァンガードは国内では遊戯王、デュエルマスターズに次ぐ3位の売り上げを誇るカードゲームです(2017年TCGの売り上げより)。
そのヴァンガードゲームアプリを子会社のゲームスタジオが開発しており、収益に貢献するか注目されています。
特に注目点は「セールスランキング」、「レベニューかどうか」の2点。
twitterやセールスランキングを知ることができるサイト・ツールなどを利用して、動向に注目しましょう。
MIST GEARS(ミストギア)の開発(トライエース)
2018/08/15に発表された「プロジェクト『MIST GEARS(ミストギア)』(エイリム×トライエース×集英社キャラクタービジネス室)が発表されました。(トライエース)」です。
エイリム×トライエース×集英社が新IPの『MIST GEARS(ミストギア)』というゲームを共同で開発&マルチメディア展開していくという内容です。
新規IPですので当たれば大きいと思いますが、現状のセールスランキングほとんどIPゲームです。
ですので人気出るかはどうなるかは厳しめな気がします。(もちろん、ゲーム性や広告戦略次第ですが)
開発中ゲーム
開発中の案件は大型2件、中型3件となっています。
ここでの注目点は「レベニューか」「スマホゲームか」の2点。
また上記に挙げた二つもこちらのパイプラインに含まれていると思われますので、他のゲームはあまり期待しない程度の方がいいでしょう。
任天堂思惑
こちらは有象無象の思惑。
最近は任天堂もスマホゲームに進出しており、FEヒーローズ(DeNA共同)やドラガリアロスト(Cygame)などと共同開発しているものも増えてきました。
そんな情勢の中での、既出の波多野氏の顧問に就任ですから思惑材料としては十分でしょう。
個人的には、まあ1~10%くらいの可能性くらいかなと思っていますので、これを信じて全力で投資するなんてことはやめましょう。
波多野氏はマリオパーティなどのプロデューサーを務めた方ですので、任天堂と協力できなくてもゲーム事業には良い影響を与えてくれるものと思います。
その他ゲーム株材料まとめ
⇒「人気カードゲームアプリ開発! エヌジェイホールディングスの材料まとめ」