こんにちは。副ラン管理人です。
今回はグリパチなどを展開するコムシード (3739)の材料をまとめてみました。
2018年執筆し、2019/12に追記しています。
目次
コムシードの最新記事
2019/11にコムシードの最新記事を執筆しましたので、こちらもご覧ください。
このすばやワンピースなどと噂されている国内アニメIPを考察します。
コムシードの株価や時価総額
2018年の今年は400から1,200まで株価が動くなど、乱高下が激しかったコムシード。
現在は株価650前後で落ち着き気味です。
→その後、2019年後半はアイドルアプリやアニメIP思惑から800に上昇。
引用元)Yahoo!ファイナンス
時価総額は3,000 – 5,000 百万円ほど。
ゲーム株としてもかなり小型な部類に入ります。
コムシードの事業
モバイル事業の単一セグメントですが、その中でも大きく以下の3つに分類されます。
- ソーシャルゲーム事業
- 従量制アプリ事業
- 受託開発・運営事業
ソーシャルゲーム事業
グリパチやパン工房、アイラブバーガーなどのパブリッシングゲームによる収益が柱です。
言わずもながらこの部分はグリパチの一本足打法で、ほかのゲームはまだ収益の柱としては弱い部分です。
引用元)グリパチ公式
従量制アプリ事業
こちらはパチンコアプリを買い切り方として配信を行う事業です。
たまに「ガルパン」などの一発当たるアプリがでますが、基本は個々の収益というよりもアプリ数で収益を積み重ねていく戦略でしょう。
受託開発・運営事業
アプリなどの受託開発・運営を行う事業です。大きな利益率は望めませんが、堅実な事業です。
ここ数年は少しずつですが収益も増えてきています。
コムシードに関係するアプリのセールスランキング
グリパチ
主力のグリパチ。グリーが配信しているパチンコアプリ。
まずはGooglePlayの推移。
続いて、App Storeの推移。
総じて安定しているという評価ですが、GooglePlayの方は5月から少し下がり気味でしょうか。
とは言え、GooglePlayは100-175のレンジ、App Storeは150-250のレンジで安定しているとみてとれます。
コムシードの近場の材料・乱高下
株式会社WEARE との資本業務提携に関するお知らせ
IRニュース 「株式会社WEAREとの資本業務提携に関するお知らせ」で2018/05/25の15時に発表されました。
(ちなみに名証は15:30に終わるので、取引中に発表されてます)
エムアップの子会社WEAREとの業務提携で、主に以下の内容が注目されました。
1)業務提携の内容
・人気アイドルグループやアーティストを軸としたファンアプリに関する新規事業の共同展開
・人気アイドルグループやアーティストを軸としたゲームに関する新規事業の共同展開
上記に関する詳細は現在検討中であり、今後両社で協議の上進行いたします
エムアップの子会社WEAREは「乃木坂 46~always with you~」「欅坂 46~beside you〜」なども提供しています。
秋元康の名前が株式市場に出るだけで、「秋元関連銘柄」と呼ばれ、株価が大暴騰するのがアノマリー化した株式相場。
かつてのイグニスやenish、エムアップなどがそうであったようにコムシードも455(2018/05/24終値)から1,220(2018/06/15高値)と大幅な上昇を見せました。
しかし、勢いや過熱感は数か月で終わり、8月中旬には500前後まで株価は落ちていきました。
ブロックチェーンゲームの共同開発等でアソビモと業務提携
こちらの「ブロックチェーンゲームの共同開発等でアソビモと業務提携」は2018/08/28後場場中のニュースで発表されました。
スマートフォンゲームアプリの企画開発・サービスを手がけるコムシード株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CTO:羽成正己、名古屋証券取引所セントレックス上場、コード:3739、以下コムシード)は、アソビモ株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:近藤克紀、以下アソビモ)と業務提携を行い、両社でブロックチェーン技術を用いたゲームに関する共同開発、および、アソビモが進める「ASOBI MARKET」に関する協業を検討していくことをお知らせいたします。
アソビモは上場していませんが、比較的知名度のあるゲーム企業。
そんなアソビモが開発したASOBI COINという仮想通貨。
それを使ったデジタルコンテンツ保護流通プラットフォーム「ASOBI MARKET」ビジネスを協業すると内容です。
これで市場はコムシードは「仮想通貨銘柄」属性をゲット。
もちろん、市場ももちろん反応して2018/08/28の後場でストップ高。
しかし、こちらは長くは続かず半月もしないうちに株価は元に戻ってしまいました。
コムシードの今後の材料
決算資料やIR資料から読み取れる材料集をまとめます。
WEAREとの業務提携による、アイドルアプリ・ゲームの展開
エムアップの子会社WEAREとの業務提携により、以下が明言されています。
1)業務提携の内容
・人気アイドルグループやアーティストを軸としたファンアプリに関する新規事業の共同展開
・人気アイドルグループやアーティストを軸としたゲームに関する新規事業の共同展開
上記に関する詳細は現在検討中であり、今後両社で協議の上進行いたします
enishの「欅坂ゲーム」が記憶に新しいように、アイドルアプリは大きな材料になりえます。
もちろん、対象のアイドルグループの人気度やアプリの種類にもよりますので一概には言えませんが、人気アイドルグループのアプリなら大きな株価上昇も狙えるはずです。
ブロックチェーンゲーム
こちらはアソビモとの提携によるもの。
ブロックチェーンゲームが収益になるかは未知数です。
少なくとも「モバイルファクトリー」「アクセルマーク」などの他の企業もブロックチェーンゲームに参入しているあたり新たな市場になりうる可能性は高いと思います。
未知数のフロンティアですので、こちらは収益よりも期待感といった面が強い材料でしょう。
アニメIPゲーム
個人的にこれが一番期待している材料です。
2018.05.11に発表された「決算補足説明資料 平成30年3月期通期決算補足説明資料」の15ページに明記されているものです。
→考察記事を執筆しました。「このすばやワンピースなどとお花畑気味に噂されている国内アニメIPとは何か。徹底考察」
①国内IPゲーム「アニメIPを活用したスマホゲームの国内展開」とあります。
ステータスは開発中とのことですが、実はこのゲームプロジェクト結構前から明記されています。
個人的にはそろそろゲーム内容くらいは発表されてもおかしくないとにらんでいます。
例えば、2017/11の決算説明資料にも「国内初のIPタイトル」鋭意開発進行中とありますし、
2017/5の決算説明資料に記述があります。(2016/11以前の資料にははっきりとした記述なし)
基本スマホゲームの作成期間は1年半~2年半といわれています。
ですので、こちらのアニメIPゲームも2018年後期~2019年中にはリリースされるものと予想されます。
ただ材料の懸念点は「アニメIPが何なのか?」の一点。このIP次第ですべてが決まるといっても過言ではないのがゲーム株の怖いとことですね。
その他ゲーム株材料まとめ